幼なじみと付き合った場合。
次の日の昼休み。
食堂で飯を食ったあと、上月とグラウンド前のベンチに腰かけて昼寝中。
昼寝……っつても、寝転がってるだけで寝れてねーんだけど…。
「……はぁ」
「25か~い」
「うっせぇなー……」
さっきから、ため息つく俺も悪いけど、それをいちいち数える上月も上月だ。
「うっせぇのはどっちだよ。ため息ってなー、側でつかれるとコッチが病む」
上月は病みそうもない表情で俺を見てる。
「ため息ぐらいつかせろっての。こうやってボーっとしてっと、すぐにアイツの顔が浮かぶんだよ……」
「え、アイツって松本?」
俺はすぐに上月の頭を叩いた。