幼なじみと付き合った場合。
ラーメン定食を注文し、カウンターでラーメンをすする。
「そーいや、今日花咲旅館に学生が泊まるらしーな」
客のひとりがそんなことを、言い出した。
花咲旅館っていえば、彩花たちが泊まる予定の民宿だ。
「あそこ、学生がよく泊まるからなぁ。実はさぁ、男風呂から女風呂が丸見えの場所があんの、あんの!」
…なにっ!?
「へぇ~!それは知らなかった」
俺のとなりに座ってる男たち…
髪が汗で顔に張り付き、鼻の頭に水滴をうっすら浮かべた、メガネに小太りのヤツらが、楽しそうに話してる。
…マジかよ!!
俺はジッとその話を盗み聞き。
「ヒヒッ!男湯と女湯の境目が石垣で遮ってあるけど、ちょうど風呂桶の一番端から、見えるスポットがあって!
男湯の下に女湯があるから、女湯からはバレなくてさぁ~。たまにそこで目の保養すんの」
「マジっすかぁ~!?今度行って詳しく教えて、教えて!おっ、もう時間ないからそろそろ出る?」
そいつらが店を出てしまいそうだったから、慌てて話に入った。
「すんません!!今の話、もっと詳しく教えてもらえませんか!?」
俺のこの発言に、
カウンター前にいた店員さんも、
話しかけた男たちも、目を見張って固まった。
きっと…
今の俺は、ただの変態ヤローに思われたに違いない。
「そーいや、今日花咲旅館に学生が泊まるらしーな」
客のひとりがそんなことを、言い出した。
花咲旅館っていえば、彩花たちが泊まる予定の民宿だ。
「あそこ、学生がよく泊まるからなぁ。実はさぁ、男風呂から女風呂が丸見えの場所があんの、あんの!」
…なにっ!?
「へぇ~!それは知らなかった」
俺のとなりに座ってる男たち…
髪が汗で顔に張り付き、鼻の頭に水滴をうっすら浮かべた、メガネに小太りのヤツらが、楽しそうに話してる。
…マジかよ!!
俺はジッとその話を盗み聞き。
「ヒヒッ!男湯と女湯の境目が石垣で遮ってあるけど、ちょうど風呂桶の一番端から、見えるスポットがあって!
男湯の下に女湯があるから、女湯からはバレなくてさぁ~。たまにそこで目の保養すんの」
「マジっすかぁ~!?今度行って詳しく教えて、教えて!おっ、もう時間ないからそろそろ出る?」
そいつらが店を出てしまいそうだったから、慌てて話に入った。
「すんません!!今の話、もっと詳しく教えてもらえませんか!?」
俺のこの発言に、
カウンター前にいた店員さんも、
話しかけた男たちも、目を見張って固まった。
きっと…
今の俺は、ただの変態ヤローに思われたに違いない。