幼なじみと付き合った場合。
ドキドキするのと一緒に、急激に顔が赤くなるのがわかった。



そんなあたしを見て、朝野くんはあたしの腕を握る力を強める。



う……わ、うっわぁ!!



あたしの手はまだ朝野くんの腕を触ったままで、思わず離そうとしたけど緊張しすぎて手が思うように動かない。



「……ダメ?」



切なくて、真剣な朝野くんの目に……



吸い込まれそう。









ボーっとしてると、部屋のドアがドンドンと叩かれる音が聞こえてきた。




ひっ。




目を剥いたあたしを、朝野くんが急に抱きしめてきた。




ちょっ……ちょっと!!!




朝野くん!?




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