幼なじみと付き合った場合。
「おい……なにしてんだ?さっさと部屋帰って寝ろよ」



俺はいつの間にか畳の部屋に敷いた布団の上に寝かされていて、すぐ横の畳の上に直に彩花が転がっていた。



彩花は眠たそうな目をこすり、「うーん」と小さく呟いてる。



「……襲うぞ、コラ」



耳もとでそっと囁くと、おもしろいぐらい猛スピードで彩花が飛びおきた。











「キャーッ…なっ……なんなのっ!?」



「なんなのじゃねーだろー?お前な…なんでココにいんだよ…」



俺の看病に彩花があたるって、どう考えてもおかしい。



学校側がそんなの許すわけねーしな?



そしたら彩花の顔が険しくなる。



「そんなの…心配だったからに決まってるでしょ!?」



うっ……コイツ、いいヤツ。



やっぱり、俺のこと……気になってる?


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