幼なじみと付き合った場合。
時計を見ると、11時少し前。



確か消灯が10時だから……もう時間、過ぎてるよな。



「お前ら部屋戻んなくていーわけ?」



俺が彩花を見ると、上月が先に話しだした。



「俺、今風呂に入ってることになってるから。ササッと入って、そろそろ戻る。

あとは、任せた」



そう彩花に言いのこして、あっという間に部屋を出ていった。










「なんだ?アイツ。愛想ないな……」



俺が顔をしかめてると、保健の先生がクスクスと笑う。



「上月くん、ホッとしてるのよ……赤松くんのこと、ずっと心配してたから」



……マジで!?



上月って、やっぱいーとこあるな!




しょうがないから、今日俺に送ってきたイライラメールのこと、すべてチャラにしてやるぜ!


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