幼なじみと付き合った場合。
「今日ね……ホントは上月くんより前に……朝野くんがあたしの部屋に来てた」
……え?
「友達がみんな散歩に出ていなくって……ちょうど部屋にはあたししかいなくて……」
「それって…ふたりっきりだったってこと?」
「うん……」
胸がキュッと締め付けられ、俺は言葉を発することができなくなってしまった。
「朝野くんがあたしの部屋に来たことに気付いた上月くんがあとで来て…。
朝野くんはベランダから出ていったんだけど、そのあと上月くんといるところを誰かに見られて、正座するハメになったんだよね……」
上月……アイツ、もしかして俺のために?
俺がいない分、朝野を彩花に近づかせまいとしてくれてたってわかって、めちゃくちゃ感動してきた。
だけど、彩花の浮かない表情を見てると……すんなり喜ぶこともできなくて。
……え?
「友達がみんな散歩に出ていなくって……ちょうど部屋にはあたししかいなくて……」
「それって…ふたりっきりだったってこと?」
「うん……」
胸がキュッと締め付けられ、俺は言葉を発することができなくなってしまった。
「朝野くんがあたしの部屋に来たことに気付いた上月くんがあとで来て…。
朝野くんはベランダから出ていったんだけど、そのあと上月くんといるところを誰かに見られて、正座するハメになったんだよね……」
上月……アイツ、もしかして俺のために?
俺がいない分、朝野を彩花に近づかせまいとしてくれてたってわかって、めちゃくちゃ感動してきた。
だけど、彩花の浮かない表情を見てると……すんなり喜ぶこともできなくて。