幼なじみと付き合った場合。
「上月くんには……色々忠告されたの。

だから……正座してるときに、いっぱい考えた。あたしは間違ってるのかな……って」



朝野とふたりっきりのときに、どんな会話をしてたのかが気になる。



そして、彩花の出した答えは……?



俺はヤキモキしながらも、黙ったまま彩花の言葉を待つ。



「上月くんが言おうとしてること……わからないでもないし、あたしの判断は…もしかしたら間違ってるかもしれないけど……」



なんだ、この流れ。



すごーく嫌な予感がする。









「朝野くんに……今日は、できれば時間作ってふたりでいたいって言われて……。

最初はびっくりしたけど、そのときから全然会えてなくて……。

だけど、今こうやって会えないでいると……もっと話したいって思うんだ。今も……どうしてるのか、気になる」




なんだよ……。



そんなの、俺に言うなよ……。


< 1,115 / 1,432 >

この作品をシェア

pagetop