幼なじみと付き合った場合。
だけど今思えば、さっきの伊織はなにも言いかえしてこなくて、



ジッとあたしの話を聞いていた。




それなのに……




あたしは伊織が一番聞きたくないであろう話を、




傷口をじわじわとえぐるように話して、




かなりヒドいやり方で、伊織を傷付けていたのかもしれない……。













ふたりの間に、今までにないぐらいの緊迫感が漂うのがわかった。



だけど、あたしも言ってしまった以上、どうすることもできなくて……。



自分のしたことを後悔すると同時に、



突然冷たくなった伊織の態度に、



あたし自身も、傷付いていた……。




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