幼なじみと付き合った場合。
……と思ったら、小菅くんのとなりにいるのは上月くんだった。



……あれっ?



小菅くんがササッとあたしのとなりに座り、上月くんは生徒会長に軽く頭を下げて5組の女子のとなりに座ってる。



小菅くんに問いかけるような視線を送ると、生徒会長に聞こえないようにボソボソとしゃべりだす。




「伊織だろ?アイツ…もうクラス委員やめるって」



「なっ……」



それ、無責任すぎない!?



あたしは驚きすぎて、言葉もでない。



絶句してると、小菅くんは苦笑してる。










「だってさー、越野…お前がいるから委員になったよーなもんなのに?もう、必要ねーじゃん。

それに、伊織はもともとそーいうの好きじゃねぇし」



……目立ちたがりだけど、極度のめんどくさがり。



伊織が委員になったときはなにが起きたかと思ったけど、あたしが副委員だったからなんだ……。



あたしは更に、なにも言えなくなってしまう。







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