幼なじみと付き合った場合。
「会えてよかった。一緒に帰ろう」




さっき電話でも行ってたのに、同じことを言ってくる朝野くんに笑っちゃう。




なんだかほのぼのしてて…いいなぁ。




伊織に会うと色んな意味でドキドキしっぱなしだけど、朝野くんは精神安定剤っていうか、会うと落ち着く感じがする。




朝野くんの癒しオーラで、伊織とのことでモヤモヤしていた気持ちが一気に吹きとんだ。











「ジャージで帰るの?」



あたしが笑いかけると、朝野くんは大きく頷いてる。




「今日の作業で制服汚しちゃって。ジャージに着替えたし、もうこのままでいっかなってね」




て言って、目を細めて笑う。




「そうなんだぁ……」




何気に朝野くんのジャージに目をやると、肘の辺りまで腕まくりされたある部分に、目が釘付けになった。




……あれっ?




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