幼なじみと付き合った場合。
「朝野くん…それ、誰か友達のジャージ?」




「へ?いや…俺のだけど?」




朝野くんはキョトンとして自分のジャージとあたしを見比べてる。




「……そっか。サイズが合わなくて、買いなおしたり……した?」




「いや……え、なんで?」




朝野くんは少し嫌そうな顔をして、あたしを見てくる。




「ううん……ゴメン、別になんでもない……」




あたしはすぐに首を振り、笑ってその話題を終わらせた。










あれっ……、




おかしいな。




前に合宿で助けてもらったときに、あたしにかけてあったジャージって…




肘のところが破れてたんだよね。




しかも……両腕。




だけど、朝野くんが今着ているジャージは、破れはもちろん、擦れたり色褪せもなくて、とってもキレイ。









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