幼なじみと付き合った場合。
「い……伊織っ……顔が近い……」




そう言っても、伊織はあたしに顔を近づけてクスッと笑う。




「そんなに俺と、仲直りしたい?」




あたしは言葉で言うこともできず、ウンと軽く頷いた。





「……いいよ。仲直り、しよっか」




ホントに……!?




伊織の表情が優しくて、なぜか泣きそうになってるあたしの側で、伊織がフッと目を閉じた。











……え。




え………え、えーーーーーーーーーーっ!!!!!




気付けばあたしの視界は伊織でいっぱいになっていて、




後頭部をガッチリ押さえつけられた状態で、伊織に唇を塞がれていた。




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