幼なじみと付き合った場合。
どのぐらい経ったのか……




ボンヤリしているあたしから、そっと唇を離すと、




伊織があたしの頭に手を乗せて、意地悪く微笑んだ。





「朝野に……なんて言う?」




「……!!」




甘いキスにボーッとしていたあたしの脳が、一気に覚醒した。














あ……あたし、




今、なにしてた……!?




そうだった……あたし、もう伊織と付き合ってないのに……。




ちょっと前の付き合ってる感覚に戻ってしまってた自分に驚く。




現実を突きつけられて……




今さら後悔しても、もう遅い……。




< 1,303 / 1,432 >

この作品をシェア

pagetop