幼なじみと付き合った場合。
あたしは部屋の中でおばちゃんから洗濯物を受けとり、リビングのラグの上に置いたあと、服をたたみ始めた。




「いいのよ~、置いておいてね。ちょっと2階の窓を閉めてくるわ」




おばちゃんはまた2階に上がり、あたしはそのまま服をたたみ続ける。














……あ、これ。



あたしの知らない服だ。



多分、伊織のだよね……。




伊織の私服は、いつの間にかあたしの知らない服ばっかりになっていた。




伊織のお父さんはかなり横幅があるから、サイズも大きいけど、




今あたしが手にしている物は、全て細身の物。




そっか……。



もう、ずっと……離れて過ごしてたもんね……。



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