幼なじみと付き合った場合。
真実は心の目で*伊織side
~伊織side~





――ドーーーーン!!!!




「おぉ~っ!」




外では雷鳴が響いていて、俺や他の仲間が一斉に大声をあげた。




「今の……めちゃくちゃ近かったよな!?ピカピカってなって、すぐにドーンって!!」




仲間のひとり、金髪の塩谷が大声で叫ぶ。




突然降り始めた雨に、荒れ狂う空模様。




あれよあれよという間に本降りになって、気付けば豪雨になっていた。











「ヤベ~よ、帰れねぇじゃん」




「泊まってく?」




俺が塩谷に言うと、すかさず上月がツッコミを入れてくる。




「すぐ止むだろ?18時以降の天気は、降水確率40パーセントだ」




すぐにケータイで天気予報のチェックをしてるあたり、俺にはマネできねー。




すげぇな……。




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