幼なじみと付き合った場合。
「待って……まだ、手順があるよね?」




「そうだっけ……俺はこうやったけどな……彩花だって知らないくせに、そんな言い方するなんて……。

俺を試してんの?やっぱり俺のことを疑ってる?」




「あたし……前にも川で溺れかけたことがあって……人工呼吸されたの、一度じゃないの。

だから……朝野くんのは違うってのだけは……わかる」




もっと決定的なことがあればいいんだけど、今はこのぐらいしか思いつかなくて。




あたしは必死に朝野くんに訴える。




「そんな…気ぃ失ってるのにわかるってなに?俺はこうしたんだから、これで彩花の体から、飲んだ水を……」










「見苦しい……」




「え……」




「見苦しいから、もう……止めて?どうしてそんなウソつくの……。あたし……朝野くんはいい人だって、思ってた。

それなのに……ヒドイよ……」




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