幼なじみと付き合った場合。
「別にっ!!もー、いるなら言ってよね!!」



彩花は顔を赤くしたまま俺を素通りして、1階におりようとする。




「……待てよ」



彩花の腕をグイッと引っ張り、もう一度部屋の中へ入れた。



「なに?」



「昨日さー……アイツ、ここに来たって?」



俺が言うアイツってのは、“朝野”のこと。








だけど、ハッキリと名前を口にするまでもなく、彩花の顔がサアッと青ざめた。




……わかりやす~。



コイツ、絶対俺に隠し事できねーよな……。



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