幼なじみと付き合った場合。
上月くんはニヤニヤと笑うと、あたしの肩を軽く叩いた。



「いやいや、独り言。……俺は彩花ちゃんを応援してるから。

彩花ちゃん、アイツがどんなヤツでも……伊織のこと見捨てちゃダメだよ?」



どんな……って、あたしがどんなに頑張っても、



伊織はあたしにドキドキしないってこと?








あたしが女の子らしくしたら……



イメージと違う!って言われて、冷たい態度取られちゃう……?



そうなったら、悲しいな。



「そんな切ない顔しなくていーから。彩花ちゃんは、今のままでも十分かわいいよ」



上月くん……。



やっぱり上月くんは、優しいね……。



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