幼なじみと付き合った場合。
「それは違うって……彩花、俺のせいだって言っていいよ」


……おい、今なんて言った?


朝野が俺を真っ直ぐ見据える。






「赤松くん……俺が誘った……うわっ!!」


バキッという音と共に、朝野が俺の目の前で吹っ飛んだ。


「キャーッ!!朝野くん!?」


彩花は真っ青な顔で、地面に転がった朝野の体を起こそうとしてる。


そして顔を上げて、思いっきり俺をニラみつけてきた。


「伊織っ!?なにやってるの!?」


「うるせーな、お前らが俺に黙って会ってるからだろ!?」


< 574 / 1,432 >

この作品をシェア

pagetop