幼なじみと付き合った場合。
「うん…あたし、伊織のこと信じてるから…大丈夫」



あたしがそう言うのを聞いて、伊織は少し切ない表情を見せた。



「……そっか、わかった」



そして、あたしの頭を抱えるようにギュッとしてきた。











「彩花……マジで好きだから」



ドキッ……。



胸の奥がキューっとなって、苦しくて、



だけど、なんだか甘い……。



伊織といて、こんな気持ちになったのは初めてで……。



長い間一緒にいたけど、毎回違うドキドキをくれる。



あたし……ホントに伊織のことが、大好き。



それは家族に対する好きであったり、恋愛の好きだったり……



それが全部一緒になったような、不思議な気持ち。



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