幼なじみと付き合った場合。

「なんもないなら、いーけどな……つか、アイツ誰？」



「えっ？あの人？実はね……隣の家の人……」



「……はぁ？」



「お母さんの彼氏と一緒にいるのが怖くて、玄関前でずっと立ってたら…あたしに声かけてくれて。

結構前から知り合いだし、あたしの事情もちょっとは知ってて……」



「……へぇ」



なんか、アイツの方がヤバそうだけど？って思いながらも、俺は口には出さないでいた。










「フリーターだから、今日は仕事入ってないし一緒にいてくれるって……」



「ほー……」



「さすがにアッチの部屋に行くわけにはいかないから……ウチに来てもらったの」



「ふーん」



「そしたら、お母さんの彼氏は、外に出てったの」



「ほぉ」