幼なじみと付き合った場合。
松本が笑顔で話すのを見てたら、俺もなんだかホッとしてきた。



「つか、そいつでいーじゃん、彼氏の代わり」



「ええっ!?そんな、島岡さんに迷惑かけられないよ!!」



「俺だったらいーのかよー」



松本のおでこをグリグリすると、拗ねた顔してる。



「そうじゃないけどー……相手は大人だし……」



「俺には彼女いるんだけど?」



「そうだけど……頼みやすいんだもん」



「どーいう意味だよ。あいつはダメで、俺はオッケーって」



コイツ、完全に俺のこと見くびってるよな……。



思わず苦笑してると、松本が俺の腕を引っ張る。









「上がって?みんなで一緒にお茶しよ~」



「いやいや、帰るから……」



松本の腕を振りほどこうとしたら、さっきのアイツが部屋の奥から顔を覗かせた。


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