幼なじみと付き合った場合。

「ねぇ…伊織。小菅くんが言ってたけど、さっきかかってきてた電話って……」



「……松本じゃねーって。今日はかかってきてない」



「じゃあ…誰？」



「副委員」



「「えっ？」」



あたしと小菅くんの声がかぶった。







「赤松…お前、まだ他に手ぇ出してんのか？さすがにそれがにそれはマズくないか？」



小菅くんが言うのを聞いて、伊織が怒ってる。



「違うって!!連絡先教えたらさ、なんかしつこくて…」



「あ～あ、体育委員が無理やりクラス委員とかになったら、副委員だって勘違いもするよな？

赤松って罪な男だよな～…越野さん、かわいそー」



小菅くんはあたしに同情の目を向けてくる。