幼なじみと付き合った場合。
「一人で寝れねーって電話よこしたくせに……」



「そう……だっけ……え…してないよ…」



「呼ばれたから来ただけだけど?ベッドに入れってうるせーから、仕方なくだなー」



「ウソだぁ……」



彩花は泣きそうな声で俺にしがみついてくる。



「ハハッ、ウソ~。誕生日おめでと~。俺からのプレゼント」



「……はいっ?」



彩花に殴られる前に、俺は彩花のベッドから飛びおりた。




「寝起きのキス、プレゼントしといたから。目覚め、いーだろ?」




「寝起きって……えっ、いつしたの!?」



「さっき。でも起きねーから、ベッドに入ってみた」



「最悪……最悪な誕生日……」



最悪!?



「なんだ、その言い方!最悪はねーだろ?」



「最悪だから最悪って言ってんのよ!!もうっ……出てってよ!!」






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