幼なじみと付き合った場合。
家に帰って、ご飯まで自分の部屋でくつろいでると、ケータイに電話がかかってきた。
さっき一緒にカラオケに行ってた子からだ。
「さっきは楽しかったね~。どうしたの、忘れ物でもした?」
明るく話すあたしとは対照的に、ボソボソと小さな声が電話の向こうから聞こえてくる。
「今、お姉ちゃんとアクドナルドにいるんだけど……彩花、どうしよう……」
「どうしよう…って?」
「さっきまで店の中に柄の悪いヤツらがいて、ウザいな~と思ってたら……その中に松本さんがいるの」
「えっ、松本さんが?」
「うん……相手は、2人なんだけど……なんか、絡まれてるっぽいんだよね……」
「絡まれてる!?」
「松本さんはずっと下向いてるし、男ふたりはなんだかニヤニヤしてて……。ちょっとヤバそう」
「……あたし、すぐ行こうか?」
「うん…できたら赤松くんと一緒に来てもらえる?その方が頼りになりそうだし…」
伊織……そうだね。
男の子がいた方がいいよね。
さっき一緒にカラオケに行ってた子からだ。
「さっきは楽しかったね~。どうしたの、忘れ物でもした?」
明るく話すあたしとは対照的に、ボソボソと小さな声が電話の向こうから聞こえてくる。
「今、お姉ちゃんとアクドナルドにいるんだけど……彩花、どうしよう……」
「どうしよう…って?」
「さっきまで店の中に柄の悪いヤツらがいて、ウザいな~と思ってたら……その中に松本さんがいるの」
「えっ、松本さんが?」
「うん……相手は、2人なんだけど……なんか、絡まれてるっぽいんだよね……」
「絡まれてる!?」
「松本さんはずっと下向いてるし、男ふたりはなんだかニヤニヤしてて……。ちょっとヤバそう」
「……あたし、すぐ行こうか?」
「うん…できたら赤松くんと一緒に来てもらえる?その方が頼りになりそうだし…」
伊織……そうだね。
男の子がいた方がいいよね。