マジックブルー(仮)
“library”看板にはそうかかれていた
図書館?
うんうん、ファンタジーっぽいね~
あたしはそっと扉を開けた
「失礼しまーす…」
中は確かに本がたくさんあるけど電気もついてないし、なんだかほこりっぽい
公共の施設って感じじゃない
2階へと続く階段を上ると一つの扉を見つけた
中からは人の話し声も聞こえる
あたしは扉に耳を近づけた
…あれ?
あたしの気配に気付かれたのか、さっきまでの話し声がきこえなくなった。
あたしは思い切ってその扉を開けてみた
「誰もいない…」
窓についているカーテンが風になびいている
まさか、ここから逃げたとか?
あたしは窓の下をのぞきこむ
「あ、いた!!」
窓の下には2人の男と1人の女がいた