マジックブルー(仮)

「おい、葵…
てめー俺は?
俺のことは?
なんだってそいつなんだよ。」


「……」



「よし、俺決めた。
神坂新もそうだけど、葵も連れて行く。」


「は?
何言って…」



「葵ちゃんっ、危ない!!」



ドスッ!



「新君…!?」

何がおこったのかは分からなかったけど
目の前にはお腹をおさえてうずくまっている新君がいた。


「葵ちゃん…逃げて…」


「弱っえ~
こんなやつのどこがいいの?
てか、逃がさないよ。」



ザッ



いつの間にかあたしたちは完全にかこまれていた…


「またあとでねっ葵☆」


―――――ここであたしの意識は途切れた

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