結婚、結婚してください!

「大地くん!会いたかったんだよー?!」


夢崎風さんは勢いよく大樹に抱き付いた


「いきなり活動休止とか言うし…事務所にも来ないし…風、寂しかったんだから」


大樹に抱き付いたまま上目使い…
ナニコレ、好き好きオーラ凄いんですけど…


「はは、風ちゃんは相変わらず甘えん坊だねー?」


大樹が夢崎風さんの頭を撫でる

…随分と仲良さげですね?


「いつ戻ってくるの?」

「もう少ししたら…かな?」


大樹も夢崎風さんも私達の存在忘れてんじゃないの?


「る、瑠璃ー?顔、怖いよ…?」

「………ロッジに戻る」


亜衣の焦る声が聞こえた

そして、私は耐えられなくなり
その場から逃げた…


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