結婚、結婚してください!
「ん?瑠璃?どーしたの?具合悪いの?」
私の顔色を見て、大樹が心配そうに言う
それに、答えたのは私ではなく亜衣だった
「瑠璃は今、不安になってるんだよ。大樹くんに嫌われるかもーってさ!」
「ちょっ…亜衣っ?!」
何言っちゃってるの?!
私が止める前に亜衣は再び口を開く
「両想いになったのに、キスすらさせてあげられないから、愛想つかされるかも…って不安になっちゃったんだって!」
いやぁぁぁああ!
穴があったら入りたい!!
「あー、そうなの?でも、大丈夫だよ?瑠璃。俺、キス出来なくても瑠璃のこと嫌いにならないよ?」
頭をポンポン撫でながら大樹は続ける
「まぁ、ぶっちゃけ…キスだってエッチだってしたいけど…瑠璃が恥ずかしくて出来ないならそれでもいい。俺は、瑠璃が居ればそれでいいよ」