結婚、結婚してください!

「そっか、分からないんだ…」

「う、うん…ごめん」


一気に元気を無くす大樹

でも、それは一瞬だった…


「"分からない"ってことは、可能性あるよね?だって、それってまだ気付けてないだけってことでしょ?」


へ…?
まぁ、そうかもだけど…

ポジティブ過ぎじゃありません?
友愛とか家族愛の可能性だってあるんだよ?


「まぁ、何にせよ…とりあえず俺の気持ちだけは伝えとくね?」


大樹の…気持ち?

急な展開に頭がついて行けない
それでも、大樹は突き進む

大樹を見れば
とても真剣な瞳で私を見ていた

また、心臓がドキリと跳ねた


< 25 / 156 >

この作品をシェア

pagetop