結婚、結婚してください!
「そっか、分からないんだ…」
「う、うん…ごめん」
一気に元気を無くす大樹
でも、それは一瞬だった…
「"分からない"ってことは、可能性あるよね?だって、それってまだ気付けてないだけってことでしょ?」
へ…?
まぁ、そうかもだけど…
ポジティブ過ぎじゃありません?
友愛とか家族愛の可能性だってあるんだよ?
「まぁ、何にせよ…とりあえず俺の気持ちだけは伝えとくね?」
大樹の…気持ち?
急な展開に頭がついて行けない
それでも、大樹は突き進む
大樹を見れば
とても真剣な瞳で私を見ていた
また、心臓がドキリと跳ねた