結婚、結婚してください!
「うっわ…人混みスゲー…」
花火が行われる河辺は人がごっちゃっていた
でも…コレって、チャンスだよね?
瑠璃にベッタリ出来るんじゃね?
「瑠璃、おいで?」
「…なんで?」
両手を広げて瑠璃を迎えようとしたら、冷たい目線が帰ってきた
でも、俺はめげない
「迷子になるから…あと、瑠璃ちっちゃいから潰されちゃうもん。俺が守るから、はい。おいで?」
「…下心が見える…」
ギクッ
「俺は瑠璃のことを思ってるダケダヨっ!うん、本当!」
「怪しすぎっ…きゃっ」
瑠璃の後ろを通ったデカイ男が瑠璃に当たる
瑠璃の体が傾く
あぶないっ!
っと思った時には勝手に体が動く俺
「…平気?」
「…ん、ありがとう」
ポスっと受け止めた瑠璃の体はやっぱり小さかった