結婚、結婚してください!
「……………キスした」
「へっ?!」
え、えぇ?!
キスした?!
「なんか…旭が…真っ赤になってるの可愛くて…ほ、ほっぺにチュってした」
なんだ、ほっぺか…
ってゆうか、亜衣ってば大胆だね
「そしたら…今度は…旭が…チュって…口に…」
「く、口に?!」
え、それマジもんのキス…だよね?
「で、なんとなく…気まずくなって…旭の顔がまともに見れない。…たぶん、恋の病をぶり返したんだと思う」
そう語る亜衣の目は切なそうに潤んでいた
一回は突き放された距離
再び近づくは怖いよね
でも、ソレを乗り越えた先には…
きっとトロけるような甘い時間があると思うよ
だから…
「お互い…頑張ろう?」
「…うん」