結婚、結婚してください!

亜衣が居なくなった音楽室
必然的に大樹と2人っきり…


「で?瑠璃は、どーして避けてるの?」


耳元で囁く大樹の声にビクッとなる
吐息がかかって…ドキドキする…


「…言わなきゃ…ダメ?」

「……もしかして、俺のこと意識してる?」


大樹の言葉にビクッと反応する体
ぎゅっと抱き締めている大樹にも伝わったハズ…


「…………。」

「否定しないんだ。ってことは、そーゆうこと?」


大樹の腕に力がこもる
抱き締められる腕の強さが上がる


「っーー!瑠璃、可愛い!!」

「く…苦し…」

「あ、ごめん。つい、嬉しくて」


強まった腕の強さが弱まる
危うく、圧死するとこだった

< 81 / 156 >

この作品をシェア

pagetop