龍鬼と私。
翌日……




いつものようにみんなが迎えに来てくれてるだろう。
私は家に居ない。




やっぱり独りでなければダメだったんだ。






海沿いをただただ歩く。





携帯も家に置いてきた。





ぼーっとしていてもみんなの顔が浮かぶ。
本当に楽しかったんだ….





みんなと居ると族だと言うことを忘れてしまう。
それがいけなかったんだね。





気がつくと夕陽が沈んでく。




今日もまた夜が来る。
バイクや車の音がだんだんいつもの夜になってきたって言ってるよう….





独りって…こんなにも切なかったかな….
忘れてただけなんだね、私。
何で涙が出てくるのかわからない。




仲間や族って私には、難しいなあ。





みんなに逢いたい。




俊に…………逢いたい。







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