龍鬼と私。
「よぅ。起きたか?ニヤ ィィ格好だ。」




鼻で“フッ”と笑い、私に向かって話しかけてくる男。




私は顎をクイッと上向きに上げられた。





思わず睨みつけてしまった。





「生意気そうな面してんな。思ってたのより、可愛いけどよ。(笑)」




何様だよ、こいつ。






「あ、オマエ今の状況理解しとけよ?龍鬼のバカどもを殺るための人質だ。ボコボコにされるのを目の前でみれるぜ?(笑)」






私はキョトンとした顔をした。






それを不思議に思ったのか、男はガムテープを私の口元から勢い良く剥がした。







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