龍鬼と私。
ドカーン!!!!!




勢い良く開かれたドア…見慣れた顔触れ…俊たち幹部を筆頭に龍鬼全員の姿。






私の胸が締め付けられる。






「わりーけど、うちの唯奈を返してもらおうか、卑怯なクズ共がっ!!!!!」






亮汰が叫ぶ。






省吾が私の方を向く。
厳つい顔にピアスが鼻、口、耳、瞼についている。






「女を貸せ。」





省吾が男に言い、担いで省吾の元へ連れていく。




肩を抱かれ、身震いし、気持ち悪さを覚える。







「ィィ女だな。傷もんにされたくなきゃ、しっかり言うことを聞くんだな。」






言い終わると、手で合図し、乱闘が始まった。








私がいるところは、少し高い台みたいなのに、立っているから、全てが見えている。










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