龍鬼と私。
私は省吾を睨み付けた。




パシーン!!!!




乾いた音が響いた。



「誰にガンたれてんだ、てめー。」





省吾が平手打ちをし、言う。





「てめー!!!!!!!!!」






蒼空が叫び走り出したのを俊が止める。






「止めんな、俊!!!!!!」






蒼空が怒り叫ぶ。
いつもの蒼空ではなくなっていた。
海斗が蒼空を抑える。







「オマエ後で覚えとけよ?殺す。」





俊が言い、俊と龍鬼全員の顔が変わった。






「は?後があればな。(笑)もう、殺れよ。」






省吾が男に言うと、カチャと音を立てナイフを出した。
男がそのまま俊を刺そうと向かうが交わされる。






それと同時に省吾が私の腹部を殴った。





「うっ……」





「誰が交わしてィィと言った?ニヤ」




俊の動きが止まった。
更に、顔が変わった。






「次交わしたらまた殴るぞ?(笑)殺れ。」





卑怯者。






私は髪を引っ張られ無理矢理起こされた。







男が俊の腕を刺す。





「くっ…………。」






俊の小さな苦痛が聞こえる。







「ィィぞ!(笑)徐々に痛め付けて俺を楽しませろ。」






男が反対の腕を刺す。
次は両足。
既に4回刺され、血を流している。








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