龍鬼と私。
最初の頃とは言え、酷いことを言っていた。





明日…ちゃんと謝ろう。




翌朝、二人が迎えに来てくれて、学校に行った。






学校にいる間少し寂しい気がした。






放課後、私はすぐに病院へ向かった。






「あ、唯奈ー!遅いよー、退屈で死にそうだったよー!」




海斗が言う。




「急いで来たんだよ?……蒼空、痛まない?」





「あ、うん。大丈夫。」





まだ元気がないみたい。





「俊……寝てるし。」





亮汰が言う。




私は俊に近付き頬をツンツンした。
目が合ってぶわっと起き上がる俊。





「っっ………いてー。(汗)」




俊が言う。





「ご、ごめん!」





私は焦って謝ると、蒼空を抜かしてみんなが笑う。





「俊、顔なんか赤いけど。」





海斗がニヤニヤしながら言う。





「大丈夫?」





「大丈夫。海斗、うるせー。まず、座れよ/////」





ケラケラと笑うみんな。






パイプ椅子が二つしかないので、私は亮汰と楓に譲り、俊のベッドの淵に座った。







< 126 / 180 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop