龍鬼と私。
「あ、あの…ごめん…。最初の頃とか、酷いこと言って…。私、族を悪いものだと決めつけて、勘違いして…。」






そこまで言うと、蒼空が口を開いた。





「唯奈にわかってもらえたみたいで、まぢで嬉しいよ。昨日のこと悔しくて悔しくて、どうしようもなかった。でも、唯奈にそう思ってもらえて良かった。」




やっと、笑顔になった蒼空。
みんなも優しく微笑む。





その後、面会時間が終わるまで他愛もない話をして過ごした。





< 127 / 180 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop