龍鬼と私。
それから、ナースにあの人の風貌などを言い、なんとか病室を聞きたどり着き、ドアをノックした。




「はい。」




中から声がしたので、私がドアごしに言う。





「あ、あの…三浦唯奈です!」




ガラガラ!!!!


突然勢いよくドアが開き、あの人が目の前に現れた。




「どうしたの!?さっきは大丈夫だった!?」







心配そうに聞く彼。





「あ、う…いや…。」





どうしても、拒否反応をしてしまい吐きそうになる。
俯き前を見れなくなった。






「あ、さっき倒れたから気分悪くなった?(汗)」






なにも答えれなくなった唯奈に楓が言葉を挟む。





「さっきは、酷く怒鳴ってしまってすまなかった。」



「あ、いやー、俺もビックリして何も言えなかったんだ。」





笑顔で答える彼。




「でさ、唯奈のことなんだけど…」





亮汰が私の代わりに説明してくれた。
楓は何故龍鬼といるのか、男の人と話すのが苦手などを話してくれた。
私のために申し訳ないと思う。






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