龍鬼と私。
クラスのあちこちで、溜め息やら脱力した声が漏れた。
「げーっ……聞いてねーよ、そんな行事。」
海斗が机の上にだらーっとしながら言う。
「俺、行事とか確認したつもりなんだけど…。」
と、楓は入学式に貰った行事表の紙を見ている。
「つーか、こんな学校で勉強なんてわけわかんねー。学力なんて下の下だろ。」
亮汰の言葉に私と海斗は頷く。
「あ……書いてる…。」
楓はギョッとした後、苦笑い気味で“ココ”と示す。
行事一覧の枠内ではなく……
※なお、11月は合宿有り
と、本っ当恐ろしく小さな文字で書いてある。
「ありえなっ!!」
私は一言呟き、未だに寝ている俊に消しゴムを投げつけた。
ムクッと起きる俊に私は続けて言う。
「勉強合宿あるって。どーすんの?」
「げーっ……聞いてねーよ、そんな行事。」
海斗が机の上にだらーっとしながら言う。
「俺、行事とか確認したつもりなんだけど…。」
と、楓は入学式に貰った行事表の紙を見ている。
「つーか、こんな学校で勉強なんてわけわかんねー。学力なんて下の下だろ。」
亮汰の言葉に私と海斗は頷く。
「あ……書いてる…。」
楓はギョッとした後、苦笑い気味で“ココ”と示す。
行事一覧の枠内ではなく……
※なお、11月は合宿有り
と、本っ当恐ろしく小さな文字で書いてある。
「ありえなっ!!」
私は一言呟き、未だに寝ている俊に消しゴムを投げつけた。
ムクッと起きる俊に私は続けて言う。
「勉強合宿あるって。どーすんの?」