龍鬼と私。

「あぁ。あったな。……出ろよ。」



私、海斗、亮汰は怠いと目で訴えていたが、かの一言だ。



「その言い方だと、俊は参加しねーの？」



亮汰が軽蔑の眼差しを送る。




「は?出る必要がねー。楓も蒼空もだ。」



私は二人の顔を見るとﾆｺﾆｺしていた。




「何でだよ。」



海斗が抗議する。



「俺ら赤点どころかﾄｯﾌﾟ3だし？」



蒼空が言う。



ｶｯﾁｰﾝ｡



「あっそ。海斗!!亮汰!!私と一緒にやろー！3人で楽しもう!!」


「勉強を楽しめと？」



亮汰は本当に嫌がってるらしくそう言った。




「全て勉強してるわけじゃないし、夜中私“１人”だから遊びに来てよ。」



私は寂しいなんて言えるはずもなく、１人と言う言葉を声ん大にして言った。