龍鬼と私。
昼休み…漸く起きた私。




「あ、やっと起きた?」




私の顔のすぐ横に顔を出す海斗。




「うん。おはよー海斗、亮汰…。」




二人の顔をみて言う。




「え!?俺は無視?」




ウルウルと蒼空は涙目にまでなってきているが無視。
蒼空に爆笑している亮汰の裾をクイクイと引っ張り言う。




「お腹すいた。」



「お、おう。みんなで食おうぜ!!」



「みんな?こな3人も?」





あからさまに嫌がって見せる私に更に笑う亮汰。



「唯奈、機嫌直してよ!!ね?」




楓が私に言うが、フンッと顔を背けると、俊がガタンッ!!と、音を立てて言う。





「っち。もー勝手にしろよ。」




そう言って教室を出て言った。




「もー!!!!俊も素直じゃないんだから!!」



楓はそう言い後を追った。





< 164 / 180 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop