龍鬼と私。
私は筆記具と用紙を持ち、担任に1人でやると言い、大広間を出て行き向かったのは休憩スペースらしきところ。
たまたま、李來を見かけた。



「李來!!」




イキナリ呼ばれてビクッ!!と、した李來にズンズンと進む。
李來は読書していたらしく、本を閉じた。




「ど、どうしたの?」



「勉強教えて!!」




乱暴にテーブルの上に持ってきたものを広げる。




「みんなは?」



「勉強中!!俊にイラつくって言われたから頭に来て出てきた!!」





「え!?」



怒っている私に対し李來は驚いていた。





「これ…終わらないとみんなの自由時間なくなるの。19時に夕飯なのにもう14時だし…。」




「分かったよ。俺も暇だし教えてあげる。元気出して。」




落ち込む私に李來は、優しく教えてくれた。






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