龍鬼と私。
ただ1人だけ許してくるない奴。




頭との対決までやっと辿り着いた。
青冷めた面。





半殺し状態にしてやろうかとしたけど手を止められた。
やっぱりアイツ………。






「もうやめとけ。オマエそのカス共を殺す気か?」





カスだと?……………





「はぁ…はぁ…ざけんな。オマエ等も一緒だろうが。」





バコ!!!!!!




アタシは龍鬼の総長である俊を蹴り飛ばした。





「あちゃー………。」




海斗が目を伏せるように手で覆った。




「オマエに…何がわかる。アタシはオマエ等も許さねー。」




「………ぺっ!!!」





俊が血を吐き出す。





「オマエ…自分の今の顔見たことあんのか?」




……………。
何でそんな顔で私を見る。
切なげで辛そうな顔してんなよ。




「見たくねーよ。」




「逃げてんのか?」




「ぁあ"?何が言いたい。」





私は図星を指されて少し乱した。





「何がそんなにオマエを苦しめてる…オマエの目死んでる。」




「うっせーんだよ!!!!」




「あ、おい…!!!」




私は走り出し、家まで全力で走った。
あんな奴に何も分かってほしくない。




ガシャーン!!!!!!



鏡に向かって殴った。
こんな醜い姿自分でも分かってる。




「くそがっ!!!!!」






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