龍鬼と私。
『えーーーーーーー!!!!!!』




龍鬼の双子が教室のドア前で叫ぶ。




「何だこれ…!!!!」




亮汰が絶句している。





「とりあえず、逃げるよ!!!!」




私は蒼空に手を引かれた。
そのまま龍鬼一同は走った。
何も考えれなくなっている私…。
走りながら海斗が言う。




「先公とか察とかどうするよ?」




「察は逃げ切れるだろ、先公はどうにかするよ。退学はならないと思うけど…一応手を回す。」





楓が走りながらどこかに連絡をしている。




「ったく、何してんだよオマエ。」




俊が心配そうに言う。



既にパトカーや救急車のサイレンが聞こえる。





「やべーぞ、急げ。早くしろ!!!!!!」






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