龍鬼と私。
「何だ、起きてたのか。」



私がそう言うと、フッと笑う俊。




「どうした。」



俊が体を起こし訪ねる。





「みんな居なくて詰まんない。」




「そうか…来い。」




俊に呼ばれ再び近付くと、ソファーに座れと合図し私は俊の隣に座った。





1枚の写真を見せてくれた。





「これみんな?」



「ぁあ。」




そこには12代目と龍鬼と書かれた旗と、みんなが特効服を着ている姿があった。



OBの人とも写っている写真も持ってきてくれた。





楽しそうに俊達が中3の頃の話をしてくれる。






中学の時に喧嘩していくうちに仲良くなった5人。
初めの頃は喧嘩ばかりしていたらしい。
今じゃ信じられない。
殴り合いの喧嘩だなんて。





話を聞いているうちに、心地好くなってきて私はいつの間にか眠ってしまった。







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