龍鬼と私。
私はあまり感情表現が出来なくなっていた。
千夏は勿論知っている。
千夏の前でも感情を出すことがなくなった今、千夏は時々寂しそうな顔見せる。








私達が玄関に向かうと、後ろからざわめきが聞こえる。






『龍鬼だぜ、やべーな。』



『本当にここの高校なんだな。』




『早くぶっ潰してー』






など様々な声。






私は気にも止めなかった。
ここはそういう学校だろ?
いちいち聞いてたらきりない。
今に私が全て滅ぼしてやる。






「唯奈、龍鬼だって。No.1の暴走族だよ。をかってる?」




「そんなの関係ない。No.1だろうが私が潰す。」






はぁ、とため息をもらす千夏をよそに教室へ向かった。







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