その温もりを。
「おまたせー」
「遅いぞー!」
とっくに着替えてた男子は女の子に囲まれていた。
「龍くんっ…あんなカワイイ女の子達に囲まれて……ぅぅ」
星佳は村上のもとへ行って頬を膨らませる。
「ハハッ あいつらは空と維目当てだって」
あー…
「あっついわねー、アンタ達」
ナイス深帆。まさにそれ。
「じゃ、行くかー」
「おぅ」
北見と武智はボールと浮き輪などの荷物をもっていく。
「じゃあ、昼までばらつくか?」
「「「「え?」」」」
武智のいきなりの提案にわたし以外の4人が反応する。
みんないい反応するねー…。
「だって龍と足立2人の方が楽しくね?」
なるほど。
「いいんじゃない?」
とりあえずわたしは、いま日があたってるのが嫌だ。
早く日陰に行きたい。