その温もりを。

松原さんは軽く北見を睨んで言った。



「自分で解ってんじゃん。」

ハァ…と溜息をつく北見。


「でも、木下さんより

わたしの方が北見くんのこと

大好きだよ?

大切にできる!」



……何の確証があって、この人は言ってんのかな。



「おねがい!」

そう言って松原さんは北見に近づいて腕にピッタリとくっついた。


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